■倉布人 Official Blog■

 袋井市内に現存する数少ない洋風建築物
「中村洋裁学院」の耐震精密診断と詳細調査を行いました。








２階の教室です。
築５０年以上経過しているため、劣化はありますが、
漆喰と杉板を使った内装は質素で清らかです。











天井内部調査の為に点検口を設けます。









 
教科書のお手本のようなトラスが組まれています。
骨組みは、健全です。








奥の２間は昭和１９年の東南海地震を耐えた大正期の建物です。
外装、内装ともに劣化が見られます。
特に屋根からの漏水に対して、早急な対応が必要です。






こんなモダンなお風呂もあります。

「この建物を残して、使い続けて欲しい。」

所有者の中村さんのこの思いに共感した、建築士会の先輩方と、建物の補修方法や、これからの活用方法を検討していきます。

建物は人が使うことで長生きします。
「こんな使い方してみたい」そう思った人一緒に考えませんか？