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2009年01月21日

耐力壁

耐力壁さて木造住宅は耐力壁(筋かい、構造用合板など)が多ければ多いほど、地震に対して強くなるのでしょうか?















答えはNOです。
耐力壁はバランスが大切です。南側がすべて窓で北側が壁ばかりという家が昔はよくありました。
この場合、建物の重さの中心(重心)と建物の強さの中心(剛心)がずれるために、回転する力が発生します。
このためねじれるように壊れてしまいます。
(阪神大震災のときにはこのような壊れ方がかなりありました。)
このため、剛心のずれと重心のずれに対しての制限が設けられています。

耐力壁
このように筋かいの位置と強さの関係を計算して設計されています。









同時に柱を引き抜き抜こうとする力も計算します。

耐力壁
強い力が発生する場所にはこのようなホールダウン金物が使用されます。









 


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