2012年05月22日
全国まちづくり会議2
弘前大学北原先生の「復興」についての話からスタート
まちの復興に必要なもの=
「復元力」
津波に襲われた地域はまるっきりゼロ=「空間」であるそこではまちの記憶すら無くなっている
今進んでいる「復興」とは全て土木的な話ばかり
例えば、堤防の高さをいくつにするのか?
低い土地を何メートルかさ上げするのか?
どこの集落を高台にどれだけ移転するのか?
コミュニティをどう再生するのかの視点がなく、地域をどう継続させるかの視点もなく、故郷の記憶をなくした人々はどうするのか?
そこで「復元力」が必要になるという、「復元力」とは何なのか
それは平時から培われた地域のまちづくりの力、そこに住む人々がしっかりと自分の地域を見て記憶していれば、必ず元に戻せるということ。
いま進められている復興まちづくりは、こころの中にある原風景を断ち切り、人々の繋がりを断ってしまう「復興」って何なのか?

記憶をなくしたまちに住み継づけるのか?
翌日の現地視察でゼロの「空間」に圧倒されることになります。
(続く)
Posted by kura-ft at 09:01│Comments(0)
│建築士会