被災地の調査を終えて
東北大震災の被災地を訪れてみると、思っていたより建物の被害が少ないと感じました。
津波に襲われた地区でも、少し高台であれば、建物はほとんど被害を受けていません。
震度6強から6弱の揺れはあったのですが、倒れている建物のほとんどが、かなり古い建物か、シロアリの被害を受けている建物でした。
昭和56年以降の新耐震基準で建てられている建物は確実に地震に対して強くなっています。これは、阪神大震災や新潟中越地震などのさいにも言われていたことです。
いままで我々がやってきた、新耐震基準の設計や、耐震補強が有効だったことを実感できました。
今年度も耐震補強に対しての補助制度は継続されています、昭和56年以前の建物にお住いのかたは、まず耐震診断を受けることをお勧めします。
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