天井いろいろ
最近の天井はクロス仕上が多くなりましたが、倉布人では杉板を使った天井をよく設計します。
和室では定番の竿縁天井、当然天井板は羽重ねです。
杉板を打上げて貼った踏み天井風
倉布人定番、勾配天井。建物全体の高さを押えつつ、部屋を広く見せられます。
かつて、畳敷きの部屋ばかりで住宅が構成されていた時代は座式の生活スタイルだったので今より天井は低くても圧迫感はありませんでした。
「天井の高い家では天才が育つ」などと言われて、むやみに天井の高い家がもてはやされたこともありましたが、天井の高い家を造ろうとすると、建物全体の高さも高くなりバランスの悪い建物になってしまいます。
そこでこの勾配天井が活きるのです。
クロス仕上の天井でも、着色した梁を出せば断然かっこ良くなります。
天井は様々な工夫が可能です。
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