技が技を呼ぶ
先日のBlogの中で「錺(かざり)職人」に少し触れましたが。
昨年、森町の安間工務店にお邪魔した際。
丁度、屋台の制作中でした。
社長さんはいつもよいお話をしてくださいます。
中国の
二十四孝の物語が、彫物の中にある事など説明してくださり。 この屋台の錺物は、銀にしたんだよ、等々。
そして、
「こういう錺(かざり)を作る職人がいるってことは、その道具を作る職人もいるってことだ。」 と。
はっと、気づいたような・・・・・・
ひとつの「カタチ」には、多くの鍛錬された技と精神が宿っている・・・。
手刻みで柱や梁を加工する大工さんがいるから、鑿(ノミ)や鉋(かんな)を作る鍛冶屋さんがいて。
茶人がいて、茶器があって。 料理人がいて、よい食材を提供する人がいて。 演奏者がいて楽器が・・・
技が技を呼ぶ・・・。 感性が感性を呼ぶ。 人が人を・・・
作り手としての高い意識を持った精神は、絶やしてはならない。
培われた技や精神を、しっかりと伝えていく努力を、私たちがしなくてはならないのだと、改めて感じ・・・
ところで、
袋井祭りまで、あと198日のようですね♪
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