フラット35Sと長期優良住宅
いえづくりにおいて、建設資金をいかに調達するのかは最大の問題です。
現在、政府はいえづくりにおいて「フローからストックへ」と政策を転換しており、寿命の長い住宅建設を推奨しています。
その政策の大きな柱が「長期優良住宅」です。
耐震性、省エネルギー性、耐久性にすぐれた住宅を目指しています。
当然、その後押しのためにいろいろな優遇措置を設けているのですが、この中でも
①長期優良住宅の認定を受けた住宅に対する補助金制度
②住宅金融支援機構の融資制度「フラット35S」の20年間金利引下げ
の2つはいえづくりを考えている人にとって知っていたほうがいい制度です。
①長期優良住宅の認定を受けた住宅に対する補助金制度
この制度は中小工務店のみが対象の制度で、「長期優良住宅」の認定を受け、地元の優良木材を使用して場合、最大120万円を国が補助してくれるものです。大手ハウスメーカーは補助金を受けられません。
②住宅金融支援機構の融資制度「フラット35S」の20年間金利引下げ
以前の住宅金融公庫融資に替わって設けられた、「フラット35」とは35年間固定金利の住宅ローンです。
最近の金利は2.5%前後です。変動金利を組み合わせた住宅ローンに比べると割高ですが、35年金利が変わらない安心感があります。
長期優良住宅は、この「フラット35」の金利が20年間引下げされます。最初の10年間は1%、次の20年間は0.3%の引下げをうけられるので、例えば、2,000万円を借りたとすると、トータルで260万円ほど返済額が減少します。
このように、「長期優良住宅」は建物の基本性能が高くなると同時に、住宅建設資金面でも有利になります。
ただし、一般の住宅より高性能であるため、建設コストはUPします。詳細は倉布人まで、メールでお問い合わせください。
また実際の「長期優良住宅」を見学することも可能です。その際は前もってご連絡をお願いします。
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