芯去り材、芯持ち材
梁や柱などの材木の製材の仕方としては、「芯持ち」、「芯去り」という二通りの方法があります。
一般的には、「芯去り材」はくるいが少ないが強度が劣り、「芯持ち材」は強度は優れているがくるいが大きいと、信じられていましたが、実際の強度比較のデーターはありません。
今回、4mの梁材を使った強度実験を行いました。
実験には天然乾燥の天竜杉(TSドライグループ)を使いました。
実験の結果、今までの常識とは逆に「芯去り材」のほうが全般的に強度が「芯持ち材」を上回る結果となり、 常識が必ずしも正しいわけではないことが分りました。
また木材がどうやって壊れるのかを実際に見ることは貴重な経験でした。
※実際の建物ではこのような壊れ方は絶対ありません。
このときは、一点に集中して「6t」もの力を加えています。
(大人100人分の重さ)
実験の動画は下をクリックすると見れます。
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