スケルトンインフィル
倉布人の設計では外装耐力壁にケナボードを使用します。
ケナフは主に中国や東南アジアで栽培されており、種まき後、約半年で4~5mに成長する1年草です。成長が早く、CO
2吸収能力がとても高いため、木材に代わるCO
2を増加させない資源として注目されています。(パナソニック電工ホームページより抜粋)
その上、厚さ4.5㎜で一般的に使われている構造用合板よりはるかに軽量ですが、強度は逆に構造用合板の壁倍率2.5に対してケナボード2.8と強くなっています。
ケナボードや構造用合板などの面材系耐力壁では留め付けに使用する釘が重要です。
N釘という通常の釘より胴が太い釘を使用します。
釘ピッチも定められていて、ケナボードでは表面に指定ピッチが印刷されています。
外部周りに耐力壁を集中的に配置することにより、内部の耐力壁(固定壁)を減らすことができるので、将来の改装が自由になります。
これは構造体と内装を分けて自由度を得るスケルトンインフィルの考え方に近くなっています。
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